長年の頭痛が劇的に改善。薬だけでは辿り着けなかった「本当の原因」|漢方の本陣薬局

漢方百景コラム「長年の頭痛に悩む方へ 薬だけでは辿り着けない『本当の原因』」滋賀 漢方の本陣薬局 竹内太紀先生
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【連載】漢方百景 ~先生からの月一便り~ 竹内先生より

皆さん、こんにちは。 滋賀県長浜市の「漢方の本陣薬局」竹内太紀です。

前回、静岡県の「漢方薬局くら石」石田先生よりバトンを受け取りました。石田先生の薬局は開設からまだ5年とのことですが、すでに多くの方に支持され、ご活躍されている姿に日々大変刺激を受けています。

石田先生のご紹介にもあったように、当薬局は、約250年にわたり漢方と人に向き合い続けてきました。時代は変わっても、「目の前の一人にしっかり寄り添う」という姿勢は変わらず受け継がれています。

そんな中で、私自身は入局してまだ3年目。日々学ぶことばかりで、まさにこれからの立場ではありますが、先人たちが大切にしてきた想いをしっかりと受け継ぎながら、一人ひとりに向き合える薬剤師を目指して精進していきたいと思っています。

さて、これまでのコラムリレーの中で、石田先生や北浦先生、竹部先生が触れられていた「相談薬局の良さ」については、私自身も日々の中で「まさにその通りだな」と感じることが多くあります。 実際にたくさんのご相談を受ける中で、ただお薬をお渡しするだけではなく、その方の背景や気持ちまで一緒に考えていけることが、相談薬局ならではの強みだと感じています。

そういった関わりの一つひとつがとても印象に残っていて、改めてこの仕事のやりがいを実感する日々です。今回はその中でも、特に印象に残っているエピソードを一つご紹介させていただきます。

■頭痛の原因は「体」だけではありませんでした

50代の女性の方で、長年頭痛に悩まれていました。 これまで様々な対処をされてきましたが改善せず、「もう仕方ない」とあきらめかけておられました。

お話を伺っていく中で、近隣トラブルによる強いストレスを抱えていることが分かりました。 さらに相談を重ねていくと、幼少期からの家庭環境の影響もあり、「何かあると自分が悪いと思ってしまう」という自己否認の強い傾向があることが見えてきました。

そこでまずは、漢方薬でストレスの緩和を図ると同時に、「自分を責めすぎなくていいこと」「我慢しすぎなくていいこと」を少しずつお伝えしていきました。 その結果、メンタル面が安定していっただけでなく、長年悩まれていた頭痛も劇的に改善していきました。

■症状の「根っこ」に気づけるかどうか

この方のケースから強く感じたのは、症状の裏には、自分では気づけない原因が隠れていることがあるということです。

医学的に辻褄の合わない症状は、現代においてもまだ多く残っています。頭痛という症状だけを見ていると、ここまでの背景にはなかなか辿り着けません。 ですが実際には、環境からくるストレス、長年の思考のクセ、無意識の我慢といったものが重なり、無自覚に体を蝕んでいたのだと思います。

■相談薬局だからできること

漢方薬をお出しすることももちろん大切ですが、それと同じくらい大切にしていることがあります。それは、「その方自身も気づいていない原因に、一緒に気づいていくこと」です。

今回のように、「それが原因だったんですね」とご本人が腑に落ちたとき、体の変化も大きく動き出すことがあります。これこそが、相談薬局の大きな強みの一つだと感じています。

■「仕方ない」とあきらめている方へ

「もう治らない」「ずっと付き合うしかない」。そう思ってしまうお気持ちも、とてもよく分かります。 ですが、見方を少し変えることで、改善の糸口が見えてくることもあります。体は、変わる力を持っています。

症状だけでなく、その方自身が少しでも楽に過ごせるように。これからも、一人ひとりとしっかり向き合っていきたいと思っています。


【次のバトンはこちら!】 次回は、兵庫県 伊丹市の薬鍼堂、三井先生にバトンをお渡しします!


運営からの一言(CTA)

創業約250年の歴史を守りながら、一人ひとりに真摯に向き合う竹内先生。

その若々しいエネルギーと、老舗ならではの深い寄り添いの心が、記事から伝わってきましたね。

「長年の症状だから仕方ない」とあきらめる前に。滋賀の「漢方の本陣薬局」で、竹内先生と一緒にその「根っこ」を探してみませんか?きっと、新しい自分に出会えるはずです。

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