漢方のモノサシ「気・血・水」って?
「病院の検査は異常なし。でも、なんだか調子が悪い…」
そんな時、漢方では「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つのモノサシを使って体の状態を見ます。
- 気(き): 目に見えない生命エネルギー。元気、気力。
- 血(けつ): 体を栄養する血液やホルモン。
- 水(すい): 体を潤す水分(汗、リンパ液など)。
この3つがバランス良く巡っていれば健康、どこかが不足したり滞ったりすると「不調」が現れます。
さあ、あなたの不調の原因はどこにあるでしょうか?今の体調に当てはまる項目をチェックしてみてください。

1. 【気(エネルギー)】の乱れチェック
「気」は体を動かすガソリンです。ここが乱れると、エンジンの調子が悪くなります。
Aタイプ:エネルギー不足「気虚(ききょ)」
- 朝起きるのが辛い、寝ても疲れが取れない
- 食欲がない、食べると眠くなる
- 風邪を引きやすい
- 声が小さい、ボソボソ喋る
このタイプは…
体のスタミナ切れ(ガス欠)状態です。無理に動こうとせず、胃腸をいたわってエネルギーをチャージしましょう。
おすすめ食材:芋類、豆類、鶏肉
Bタイプ:エネルギー渋滞「気滞(きたい)」
- イライラしやすい、怒りっぽい
- 喉や胸に何かつかえている感じがする
- お腹や脇が張って苦しい
- ゲップやおならが出ると楽になる
このタイプは…
ストレスで気が詰まっている状態です。香りの良いものを摂って、リラックスする時間が必要です。
おすすめ食材:シソ、ミント、柑橘類
「同じ『気虚』タイプの人がどう改善したか見てみる」


2. 【血(栄養)】の乱れチェック
「血」は全身に栄養を運び、精神を安定させる液体です。女性は特にここが重要です。
Cタイプ:栄養不足「血虚(けっきょ)」
- 肌や髪が乾燥してパサつく
- 爪が割れやすい
- 立ちくらみやめまいがする
- 不安感が強く、眠りが浅い
このタイプは…
体の栄養と潤いが足りていない状態です。スマホのしすぎ(目の酷使)も血を消耗します。血を補う赤い食材を摂りましょう。
おすすめ食材:クコの実、レバー、ほうれん草
Dタイプ:ドロドロ血行不良「お血(おけつ)」
- 肩こりや頭痛がひどい
- 目の下にクマができやすい
- シミやそばかすが気になる
- 生理痛が重い、経血に塊が混じる
このタイプは…
血の流れが滞って汚れている状態です。冷えは大敵!体を温めて、巡りを良くすることが最優先です。
おすすめ食材:玉ねぎ、青魚、黒豆
3. 【水(潤い)】の乱れチェック
「水」は体液全般のこと。多すぎても少なすぎても不調の原因になります。
Eタイプ:水たまり状態「水毒(すいどく)」
- 雨の日や台風の前に体調が悪くなる
- 夕方になると靴がきつくなる(むくみ)
- 体が重だるい
- 車酔いしやすい、めまいがある
このタイプは…
余分な水分が溜まって冷えている状態です。水分ガブ飲みはNG。「出す力」を高めて、水はけを良くしましょう。
おすすめ食材:ハトムギ、小豆、きゅうり

▼ タイプ別まとめ表
検索ユーザーが答えを一目で確認できるよう、タイプごとの特徴をまとめました。
| タイプ | 状態のイメージ | 漢方的なアドバイス |
| 気虚 (A) | ガス欠 | 無理せず休む。胃腸を温めて元気を補給。 |
| 気滞 (B) | 渋滞・パンパン | 香りでリラックス。深呼吸で気を巡らせる。 |
| 血虚 (C) | 栄養失調・渇き | 夜ふかし厳禁。血を補う食材をしっかり食べる。 |
| お血 (D) | ドロドロ・汚れ | とにかく温める。運動や入浴で血行促進。 |
| 水毒 (E) | 水浸し・むくみ | 水分摂りすぎ注意。汗や尿でしっかり「出す」。 |
まとめ:正確な診断はプロにお任せください
いかがでしたか?
「私はAとDが混ざってるかも…」と思った方もいるかもしれません。実は、体質は1つとは限らず、いくつかが複雑に絡み合っていることがほとんどです。
漢方薬局では、今回のようなチェックリストだけでなく、「舌を確認する」「顔色を確認する」などのプロの技術を使って、あなたの今の状態をより正確に分析します。
「自分の体質、もっと詳しく知りたい!」と思った方は、ぜひ答え合わせをしに来てくださいね。
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【Q&A】体質診断に関するよくある質問
体質はずっと変わらないのですか?
いえ、体質は季節や生活環境、年齢によって常に変化します。
「昔は暑がりだったのに、最近は冷えが気になる」といった変化はよくあることです。だからこそ、その時々の状態に合わせたケアが必要です。
複数のタイプに当てはまりました。どうすればいいですか?
現代人は複雑な不調を抱えている方が多く、例えば「気虚(エネルギー不足)」と「水毒(むくみ)」を併せ持っているケースなどは非常によく見られます。
ご自身で判断して薬を選ぶのは難しいため、優先順位をつけて治療するためにも専門家にご相談ください。
このチェックリストだけで漢方薬を選んで買ってもいいですか?
このチェックはあくまで簡易的な目安です。
同じ「頭痛」でも、タイプによって使う薬は全く逆(温めるべきか、冷やすべきかなど)になることもあります。市販薬を買う際も、できるだけ薬剤師がいるお店で相談することをおすすめします。



