「漢方に興味はあるけれど、あのお店に入る勇気がない…」
「何を話せばいいの? 高額なものを勧められたらどうしよう」
街中で見かける、漢字がいっぱいの看板や、独特な香りが漂う漢方薬局。
ドラッグストアとは少し違う独特な雰囲気に、最初の一歩を踏み出せずにいる方は意外と多いのではないでしょうか?
でも、実は漢方薬局は「自分の体を一番深く知ることができる場所」であり、決して怖い場所ではありません。
今回は、漢方百名店が「初めての漢方相談」の流れを完全シミュレーション!
予約の仕方から、カウンセリング、お薬の選び方まで、実際のステップを解説します。これさえ読めば、安心して暖簾(のれん)をくぐれますよ。
STEP 1:まずは「予約」がおすすめ!
ふらっと立ち寄ってみたくなる気持ちもわかりますが、しっかりとした漢方相談をするなら「事前の予約」が鉄則です。
Q. なぜ予約が必要なの?
漢方相談は、あなたの体質をじっくり見極めるために、初回は30分〜1時間ほど時間をかけることが多いからです。
予約なしで行くと、先生が相談中で長く待つことになったり、十分な時間が取れないことがあります。
最近はLINEやメールでもOK!
「電話はちょっと緊張する…」という方もご安心ください。
最近ではWEB予約フォームや公式LINEから、24時間いつでも予約できるお店が増えています。
「初めて相談したいのですが」と一言添えて、希望の日時を送るだけでOK。
その際、簡単に
「冷え性で悩んでいて…」
「妊活の相談で…」
と目的を書いておくと、得意な先生が担当してくれるケースもありスムーズです。

STEP 2:いざ入店!独自のカウンセリング
お店に入ると、まずはカウンセリングシートを記入し、いよいよ先生とのカウンセリングがスタートです。
病院の診察と少し違うのは、「一見関係なさそうなこと」まで聞かれる点です。
- 「普段、どんな夢を見ますか?」
- 「寒がりですか? 暑がりですか?」
- 「食欲はありますか? お通じの状態は?」
これらはすべて、あなたの「体質(証)」を判断するための重要なヒント。恥ずかしがらずに、リラックスして答えてくださいね。
【ここが面白い!】顔色や舌を見る「望診(ぼうしん)」
先生は会話の内容だけでなく、あなたの顔色や、声のトーン、肌のツヤなども見て体調をチェックしています。
また、お店によっては「舌(した)」の状態を見ることもあります。舌の色や形は、内臓の状態を映し出す鏡のようなものです。
※来店前のワンポイント
もし舌を見るタイプのお店の場合、コーヒーやカレー、色のつくアメなどは舌の色が変わってしまうため、来店直前は控えておくと親切です。

STEP 3:あなただけの「オーダーメイド」な選薬
詳しく話を聞いた後、先生があなたの体質にぴったりの漢方薬を選んでくれます。
漢方薬には大きく分けて「煎じ薬」と「エキス剤」の2つのタイプがあります。
【比較表】煎じ薬とエキス剤、どっちがいいの?
| 種類 | 煎じ薬(せんじぐすり) | エキス剤(粉薬・錠剤) |
| 形状 | 木の根や葉っぱなどの「生薬」そのもの | 生薬を煮出した成分を「粉末」にしたもの |
| 飲み方 | 家で土瓶などで30〜40分煮出して飲む | 水や白湯でサッと飲む |
| 香り・味 | 部屋中に香りが広がる・味も濃い | 香りは控えめ・比較的飲みやすい |
| メリット | 効果が高い・細かい調整が可能 | 携帯に便利・手間がかからない・保存が楽 |
| こんな人に | 本気で体質改善したい人、時間を作れる人 | 忙しい人、漢方初心者、旅行に持っていきたい人 |
「煎じ薬」を希望する場合は事前にチェック!
「せっかくだから、本格的な煎じ薬を煮出して飲んでみたい!」
そう思っている方は、そのお店が「生薬(煎じ薬)」を扱っているかを事前にHPや電話で確認しましょう。
中には「取り扱いはエキス剤・粉薬のみ」という薬局もあります。

STEP 4:お会計と「養生法」のアドバイス
お薬が決まったら、お会計です。
初めての場合は、体に合うかを確認するために「まずは2週間分」など、短期間から始めることも可能です。
そして、漢方薬局のもう一つの醍醐味は、「養生(ようじょう)アドバイス」です。
「あなたの体質なら、鶏肉より豚肉が良いですよ」
「このツボを押すといいですよ」
など、ネットの情報ではない、今のあなたに合わせた生活のアドバイスをお土産に持ち帰ることができます。

【FAQ】初めての漢方相談・よくある質問
漢方薬局に行く前に、多くの方が疑問に思うポイントをQ&Aでまとめました。
予算はどれくらいかかりますか?
お店や処方によって異なりますが、一般的には1ヶ月あたり1万〜3万円程度が目安です。
「まずは予算5,000円以内で試してみたい」といった相談もお店によっては可能ですので、最初のカウンセリング時に正直な希望予算を伝えて大丈夫です。
病院の薬と併用しても大丈夫ですか?
基本的には併用可能ですが、組み合わせによっては飲み合わせの確認が必要です。
相談の際は必ず「お薬手帳」や、現在飲んでいるサプリメントのリストを持参し、薬剤師や登録販売者の先生に確認してもらいましょう。
健康保険は使えますか?
漢方百名店に掲載されているような「専門的な相談薬局」では、より質の高い生薬や、保険適用外の処方を使うことが多いため、「自費(保険適用外)」となるケースが一般的です。
※一部、保険調剤を行っている薬局もありますので、事前にお店へ確認することをおすすめします。
どのくらいの期間飲めばいいですか?
風邪などの急性症状なら数日〜1週間で効果が出ることもありますが、体質改善(冷え性、生理痛、アレルギーなど)の場合は、まずは3〜4ヶ月を目安に考えることが多いです。
体の細胞が入れ替わるサイクルに合わせて、じっくり取り組むのがコツです。
まとめ:漢方薬局は「自分の体」と向き合う場所
いかがでしたか?
漢方薬局は、単に薬を買うだけの場所ではなく、プロの力を借りて自分の体の声を聞く場所です。
「最近なんとなく不調」
「もっと元気に過ごしたい」
そう思ったら、ぜひお近くの「漢方百名店」を探してみてください。親身になって話を聞いてくれる先生が、きっと待っています。



