漢方薬局の先生対談動画 【漢方に対する考え方】

今回は百名店の漢方薬局の先生方同士での対談動画になります。

対談して頂くのが

漢方薬局 太陽堂 前原先生
神皇漢方薬局 北浦先生
有限会社 いわい薬局 竹部先生
漢方薬局 くら石 石田先生

になります。

漢方百名店

本日はよろしくお願いします。

前原先生

漢方薬局太陽堂の薬剤師、前原です。

クッキー先生

新皇漢方薬局の薬剤師の北浦と申します。SNSではクッキーという名前で活動しております。

竹部先生

漢方専門いわい薬局の薬剤師、竹部と申します。

石田先生

漢方薬局くら石の薬剤師、石田です。

漢方百名店

早速ご質問に入らせて頂きます。

この中で関東圏の薬局の方は?

前原先生

はいはい!俺だ俺だ!

竹部先生

笑笑笑 私も関東です。

クッキー先生

大阪なので関西ですね。飛行機に乗って関西から来ました。

石田先生

静岡県の掛川市です。

漢方百名店

漢方について色んなお話ができればと思います!
早速ですが、季節柄とかもあると思うのですが

最近ご相談が多くなってきている疾患はなんですか?

前原先生

最近は寒くなっていることもあるので、泌尿器・膀胱系の疾患が増えております。
夜間頻尿とか普段の頻尿とか、膀胱炎とかも含めてですね。

クッキー先生

冷えからそういうの多いですからね確かに。
うちですと、結構通りがけとかでも来られる方が多いので、風邪の相談とかもありますし
元々メンタルの相談も多いので、「冬季の鬱」とかやる気が出ないとかっていう相談も季節的には多いかなと思いますね

竹部先生

うちも結構いろんな相談を頂くことが多いんですけど、やっぱり一番多いのはメンタル系ですね。
不眠とか鬱とか大人の方だけではなくて起立性調節障害とかチック症とか、
お子さんの症状に対してご相談いただくというケースも最近は増えているかなと思います。

石田先生

うちは女性相談員ということもあって婦人科のご相談が多いです。
生理痛・PMS・生理不順、この時期やっぱり冷えてくるので痛み等も多いです。
肩こり・頭痛とかそういったご相談も多く伺っています。

漢方百名店

最近来局された方で珍しい疾患はの方はいらっしゃいましたか?

竹部先生

珍しいかちょっとわかんないですけど、甲状腺ですかね。
バセドウ病とか橋本病とか甲状腺のご相談がなぜか増えているなっていう印象があって。

ちょっと原因がよくわからないんですけど検査機器が改良されたみたいです。

前は検出されなかった方が、確認できるようになったっていうのがあるらしいですね。

漢方百名店

「漢方」はどんな風に見られていると思いますか?

前原先生

一番実際のお客様から聞くのは「飲んだらすぐ良くなる」という印象ではなく、「じっくり時間をかけて飲むことで効果が出るんですよね?」
というご質問を頂くことが多いです。

もちろんその方の症状や疾患によって異なるのですが、三ヶ月とか飲んで頂く事で効果が徐々に出てくるという漢方もあります。

ただその症状によっては一日、二日、数日で著効を示す場合も

ですのでその方の症状・疾患によって効果の出方も変わるので、どんな悩みでも一度ご相談いただければと思っています。

クッキー先生

よくお客様から「これからは漢方だ!」みたいな感じでよく言われることも最近増えたのかなと思っています。

ただ、漢方はここ5年10年でできたものではなくて、歴史を遡ると千年二千年前からあるわけですから、私達からすると「よくぞ見つけてくれました!」みたいな感じのことを思いながら、ちょっと内心ドヤ顔しながら話を聞いています。笑

漢方百名店

漢方は今結構流行ってきているというか、(昔に比べると)認知が上がってきているようなイメージがありますか?

クッキー先生

そうですね、SNSでもありますし、流行ってるのかなっていう気はしますね。

漢方百名店

年齢は、若い方からお年をめされた方まで来られますか?

クッキー先生

そうですね。
昔というか最初の頃はご高齢の方がやっぱり多かったんですけど、最近は二十代とかの方でも来られますし、お子さんでしたら親御さんと一緒に来られますので、若い方から上の方も幅広くいらっしゃるかなと思います。

竹部先生

ちょうどクッキー先生からお話しあったところではあるんですけど、まだやっぱり漢方って「敷居が高かったり」とか「未知の世界」っていう印象が一般の方には強いのかなと思ってはいます。

ただ結構うちのお客様は、初回に来ていただいて「こんなにじっくりお話聞いてくれると思わなかった」と言ってくださる方が度々いらっしゃいます。

僕たちの薬局って「相談薬局」っていう言葉で表現されるんですけど、
それだけお客様の体のや健康のことをじっくりお伺いしてお薬のご提案だけじゃなくて普段の生活習慣のアドバイスであったり、その辺りを総合的にお話ができる場所があるっていうことの認知がまだまだ少ない。

浸透してないのかなっていう風に思っているので、もっともっとその辺が広まっていけば嬉しいなと思っています。

石田先生

よくお客さんに「病院のお薬はちょっと怖いので漢方薬を選びました」って言われることが結構あって、そういう方にお話しさせて頂くのが、

漢方薬は雑草を根っこから引き抜いていく。
西洋薬の対処療法は生えている土の上を刈り取るだけ。

このように説明をしています。

ですが、だからといって漢方が全部万能なわけではなく病院の治療の方が効果的な場合もあるので、ケースバイケースで漢方薬と西洋薬の両方のご提案をさせて頂いています。

漢方百名店

こういう方向性にしていこうみたいな動きはありますか?

前原先生

私はよく母校を含めた、薬科大学に訪問することがありまして、教授や学生と意見交換をする機会が度々あります。

その時に学校の先生方は漢方というものに対して良いものって分かっているのですが、どうしても西洋医学というのが主流にあります。

その中で漢方に興味を持っても、働き先や勉強をする修行先など、そういったところの繋がりがというのがまだまだ未開発な部分があるかなと思っています。

私たちも含め、現場で活躍している漢方の先生たちが情報を発信したり
学生達や教授ともコミュニケーションを取れる場というのを作っていくことで、より漢方の認知が上がっていけば良いなと。

大学から漢方に対する認知が上がっていけば、漢方の道を目指す人も増え、これが10年後20年後と繋がっていき、漢方に興味のある方達が働ける場所や学ぶ場所を増やすことで、漢方業界が良い方向に変わっていけば良いなと思っています。

またちょっと別の話になるかもしれないですけども、そういったところも自分で担っているかなという自負がある自慢話というところで終わります

クッキー先生

昔のままの漢方って多分効きにくくなってるんじゃないかなっていうのが僕の仲間内や知り合いの先生もよく言われるんですよね。

今ってすごく技術が発達していて、それこそ5年前とか10年前とか今と全然違うと思うんですよ。

20年前とか想像したらiPhoneってなかったんちゃうかと思いますしね。

なのでどんどんどんどん僕らの周りって便利になっていくんですよ。

それ自体は僕はすごく良いことだとは思うんですけど、逆に言うと僕らの体がそこまで変化が追いついてない。

そのギャップが今の不調に繋がっていて、それが漢方の効きにくさというのに出てきているのかなと僕は思っています。

なので、これからもっとお客様それぞれの養生法とか生活改善法っていうのがどんどん細分化されていくのかなと思うのでもっと勉強しがいがある分野になっていくのかな僕は思っております。

竹部先生

私はですね、義理の両親とお店をやっているということで、それもあって言えるんですけどどうしてもこの業界も「薬剤師の高齢化」っていうのが否めないかなと思います。

地元でも長らく信頼されてた薬局の店主さんが年齢を理由に引退されてしまうっていうケースも増えています。

ただ一方で、大分昔と比べて漢方に対する情報収集であったりとか勉強できる環境っていうのも大分多様化してきているかなと思っていて。

なので昔よりもまだ若い薬剤師の先生とか若い方が漢方の勉強を始める
っていうケースは実は増えてはいるんですよね。



漢方業界はまだまだ明るいぞと僕は思ってますので、皆さん一緒に頑張りましょう。

石田先生

SNSとかが使われるようになってから、漢方を選ぶ方も年齢が若くなってきていて、いろんな方が利用してくれて選択肢の一個として考えてくれるようになったなと思ってます。

ただSNSの情報って玉石混交でいろんな情報があるので、あまり鵜呑みにしないで、あれ?って思ったらちゃんと専門家の私たちに相談してもらうといいかなと思います。

意外と自己判断でこの薬でって思っていても、そもそもそこじゃなくて生活習慣治した方が早いよ。

とかそういったアドバイスもできるので、専門家を頼るということを考えてほしいと思っています。

漢方百名店

地元ならではの面白かったお話しは?

竹部先生

地元ならではってわけじゃないんですけど、子供が二人いるので、その関係もあって、何も知らずに友達のママさんが相談に来るっていうことがたまにあります。

そうすると、あちらは普通なんですけど、僕だけピシッと気合い入っちゃうっていうそういうことがたまにありますね。

石田先生

漢方の世界でよく「その土地のものをその季節に食べるのがいい」という考えがあります。

うちの地方にお正月に「芋汁」という山芋をすりおろして作る郷土料理があるんですけど、それを食べるとその一年風邪をひかないで元気に過ごせますよ。という言い伝えみたいに思ってたものがあったんです。

漢方業界に入って、山芋って滋養強壮で免疫力とかも上げるし胃腸も整えるからお正月食べるにはちょうどいいんですよね。

なので理にかなってるなと思っていて、そんな自分の経験もあって、皆様の郷土料理もきっと何か訳があって食べられていると思うので是非何かあったら教えてほしいなと思っています。

前原先生

太陽堂は東京の新宿区に店舗を構えているんですけども、
土地柄もあってお酒を飲むようなお仕事をされている方も時々ご相談に来ることがあります。

やはりお酒を飲む仕事なので、どうしても体調を崩しやすいというのもありますがストレスから眠れなくなったり二日酔いむくみなど様々な症状でご相談されます。

昼夜逆転した生活を行っていることによって、昼のお仕事をしている人とデートをしたり、お出かけしたい時に、自分が夜の仕事をしていていつもは昼間は寝ているから、昼間に起きていたいので眠くならない漢方をくれませんか?

という相談もあったりします。このようなご相談は土地柄を感じる一件でした。

漢方百名店

漢方薬剤師の皆さんが普段飲んでいる漢方薬は?

前原先生

私は自分の健康を保つのが第一かなとも思っていまして、皆さん先生方そうですけど「漢方相談薬局」なのでお客様から予約を取っていただくことも多いんですね。

自分が体調不良になって休んで相談が流れてしまうということがないように、お酒の代謝を高める漢方や、忙しかったりして食事がちゃんと取れてないなという時はミネラルや繊維の入っているような漢方製剤を飲んだりして健康というところに気をつけております。

クッキー先生

さっきの話に繋がりますが、技術が発達しているというところから、僕らめちゃくちゃ運動量が減っているんですよね。
その為、血流悪い方が多いって僕は思ってるんですよ。
自分もそうだなと思っているので、血流良くするものとかはよく飲んでいますね。

竹部先生

僕はですね、実は子供の頃からめちゃくちゃ太りやすい体質なんです。油断するとすぐプクっと成長しますので。

そうならないようにお二人も話してたような食をサポートしてくれるようなものを日頃から飲むようにしています。

食って「人を良くする」って書くので、健康の基本は食からかなと思っています。

体調悪い時風邪ひいた時や、ぎっくり腰の時などその時の体の状態に合わせた漢方薬っていうのを選んで飲んでいます。

漢方百名店

太りやすい方って結構悩まれている方も多いのかなと思っているのですが、顔に出やすい人と体に出やすい人だと飲む漢方って変わってくるんですか?

竹部先生

はい、実はお腹につきやすい時はこういう処方を使うとかそういうのもあったりします。

石田先生

私も皆さんと同じで、健康を維持して元気に過ごすためにミネラルを含む製剤をしっかり摂るようにしています。

私は結構お酒を飲むので、そうするとミネラルがどんどん無くなっていってしまいます。

女性は生理があるので、男性より2倍3倍意識しないと抜けていってしまうっていうのがあります、しっかり摂ると朝起きた時の肌の感じがいいです。是非気になる方は是非ご相談ください。

クッキー先生

結構美容の相談とかもないですか?

石田先生

シミとかってありますよね。

クッキー先生

シミとか肌キレイにしたいとかはよくあるかなと思いました。そんな相談もしてもらえたらいいのかなって思います。

漢方百名店

美容漢方と言われるジャンルがあって、皆様がやられている漢方薬局のジャンルがあると思うのですが、漢方相談薬局と美容漢方のジャンルは一緒ですか?

クッキー先生

問い合わせの仕方によるかもしれないです。

いわゆる指名買いと呼ばれる、ネットで調べたこの〇〇っていう漢方薬が欲しいです。って言われた時にあなたは今こういう状態なので肌が荒れてますとか、シミが出ますよとか、それらをふまえ全体で考えた上で、そのご希望されている漢方薬が合いそうだなと思ったらもちろんご提供いたします。

しかし、あなたはそっちじゃないです。もっとこっちの方が合いますよっていう風に、別のものをこちらからご提案することもあるかなと思いますので、それも、その方の現状を把握した上でご提案させて頂きます。

動画でも自己紹介はご覧になれますので、ぜひ動画もご視聴ください。