漢方薬局 太陽堂×漢方薬局 くら石 漢方対談
今回は百名店の漢方薬局の先生方同士での対談動画の続きになります。
漢方薬局 太陽堂 前原先生
漢方薬局くら石 石田先生
の2名での語り合いです。

こんにちは。
漢方薬局太陽堂 漢方薬剤師の前原信太郎です。
本日は漢方薬局くら石の石田先生にお越し頂きました。
石田先生 よろしくお願いいたします。



よろしくお願いいたします。
薬局の特徴



石田先生!漢方薬局くら石の薬局の特徴を教えていただけますか?



漢方薬局くら石はカフェのようなお客様がリラックスしてお話しできるような空間作りを心がけています。
お客様がやる気を持って、今の症状を改善していきたいという気持ちが高まるように一人一人にしっかり時間をとってお話しを伺っています。
漢方薬局くら石では女性の方のご相談がたくさんお越しいただいています。
特に今はストレスに悩んでいる方が多くて、自律神経の色々な症状に悩まれている方が沢山いらっしゃいます。
その方達が安心してお話しできるような空間作りを心がけています。
お互いの印象



石田先生が実は漢方薬局太陽堂で少しだけ一緒に働いたことがあります。その時の印象は…みなさん「暗記パン」って知ってますか?
暗記パンに文字を書いてそれを食べると、書いたものをそのまま覚えられる。
そんなアイテムなのですが、まさにそれを食べたのかと思うくらい、カンニングした!?と思うくらい、テストをしてもいつも100点を取るので記憶力が良い方だなという印象でした。
またそれに伴い、ものすごく勉強を頑張ってされているんだなと当時思いました。



私から見た前原先生は、何より勉強熱心でプロ意識が高いという印象でした。
ですので一緒に働いていた時も、本当にお客様のために細部にこだわって指導して頂いていました。
その反面、ON・OFFがはっきりとしていて飲み会とかそういった時には、率先して場の雰囲気作りをしてくれるとても面白い方という印象でした。



一緒に働いていた時期は、お互いにお悩みの方を改善するための漢方の調合というのを考えていく中で、より良くしようということから
「あれがいいのでは?」「これがいいのでは?」と一緒に切磋琢磨したことも印象深いですね。
改善に対して妥協を許さずに追求していく姿勢と、高い熱量を持ってお互いが一緒に学べていました。
お互いの薬局の印象



漢方薬局くら石さんには、私はまだお伺いしたことはないのですが、HPなどで雰囲気は拝見しておりました。
先ほどお話し頂いたように、カフェのような空間でオシャレだなと思いました。
太陽堂は相談室・待合室のような形でスペースを分けているんですけれども、くら石さんは全体的に柔らかい空気感あるような印象があります。



太陽堂さんは、「プロ意識の塊」という印象です。
前原先生をはじめとして、スタッフの皆さんもお客様の症状を改善したいというところにしっかりとコミットして、自分たちを研鑽していますし勉強量・行動量がとっても多いなと思っています。
愛ゆえに厳しいことを言うこともスタッフ同士でもあるし、時にはお客様にも改善するために厳しいことを言うこともあるのですが、それがお客様のための改善に繋がっているなと言う印象です。
漢方の魅力について



石田先生が思う「漢方の魅力」とはなんですか?



私が思う漢方薬の魅力は、同じ漢方薬でも生薬を少し変えるだけで全然効果が変わったり、同じ漢方薬を全然違う症状に応用したりで本当に幅が広くて単純な足し算では測れない複雑さがあると思います。
だからこそ、ピタッとハマった時にお客様の改善がより見られますし、そういった時にとても嬉しく思います。
私から皆さんにお伝えしたいこととして、漢方薬は万能ではないのですが、漢方薬にしかできないことも沢山あると思っています。
西洋医学や鍼治療など、色々な改善方法と組み合わせてみなさんの健康な生活を送るためのサポートとして漢方薬を是非取り入れて頂ければと思います。
ネットなどで沢山色々な情報が流れていますが、少しでも疑問を感じることがあれば専門家に相談して頂きたいです。
ネットに載っている情報とは



インターネットの情報の中では、この漢方薬や生薬にはこういった副作用がある。といった一覧で記載されているものもあります。
ただ、それは生薬の質によって変わってきたり、生薬と生薬の組み合わせによって変わってきたりするので、一概にネットに掲載されている漢方薬や生薬の副作用の発生率が高いと言うわけではありません。
ですので、そういった意味でも専門家に漢方薬や生薬についての副作用の有無なんかもお問合せいただけると良いかと思います。



ネットの情報でよく聞かれるのが、沢山困っている症状がある方が、漢方薬だったら全部いっぺんに改善させることができるのではないか?
と思っている方がいるのですが、根っこの部分が同じ症状だったら改善していけるのですが、根っこの問題の部分が全然違えば、全く違うアプローチを併用していかないといけません。
一つの漢方薬でなんでも改善することができるというように捉えている発信もあるように思っていて、正しい漢方薬の実力が伝わっていないというような部分もあるなと感じています。
夏の暑さの対策



気温が暑い時、熱中症対策としてよく3つの場所を冷やすと良いと言われています。それは、太い血管が通っているとことです。
首と脇、そして鼠蹊部。この3つの箇所を冷やすことで体の熱が冷めやすくなります。
最近は冷たい首に巻くリングのような便利なものもあったりするので、色々な道具を使って熱中症対策もできるかなと思います。



以前、中国に研修旅行に行った時に中国の方に教えて頂いたのが、冬の病「冬病」を夏に治す「冬病夏治」という言葉を教えてもらいました。
女性は特に冬になると「冷えが悩み」という方が多いと思いますが、夏場に暖かい陽気をしっかり吸い込んで体を冷やさないようにする。
しっかり汗をかく、そういったことをすることで冬の辛さが少し和らぎますよ。という教えです。
この時期、熱中症対策も大切ですが、「冷やしすぎない」というところも大切にしてもらいたいです。



それは冷たいものばかり食べ過ぎない。ということも関係していますか?



そうですね、氷が入っている飲み物などを沢山飲んでしまうと、必要以上に冷えすぎてしまうので、しっかり温度管理ができている部屋などでは、体を冷ましすぎないようにするということを気をつけてほしいなと思います。



本日の動画はこちらで以上となります。石田先生、ありがとうございました!



ありがとうございました!
記事の動画
動画でも対談内容はご覧になれますので、ぜひ動画もご視聴ください。
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